痛みの先にある幸せ:過去の苦しみを乗り越えて見つけた感謝

だいぶ前に、食事中に唇をかみました。

その後、数日間は食事の際に、かんだ部分が痛みました。

酸味がある物を食べると、しみて痛みが増します。

せっかく美味しい物を食べていても、幸福度が半減してしまうのです。

今となってはキズが完治したため、食事中に不快な思いをすることはなくなりました。

キズがあった時はイヤな思いをしていましたが、今は快適な食事に感謝しています。

何事もなく食事を済ませられることに感謝できる幸福は、不幸な体験のおかげでしょう。

また、今から10年ほど前に、尿管結石になりました。

痛みのあまり、何もでないのに嘔吐していました。

あの痛みを例えるなら、小学校3〜5年生くらいの男子に腰を全力で殴られ続ける感じです。

1回や2回なら我慢できますが、何度も殴られると、そろそろやめてほしいとなる痛みです。

しかも、その痛みが1秒ごとに1回、定期的に腰にやってきます。

横になっても痛みは変わらず、いつまでこの痛みは続くんだ。

そんな感じで絶望していました。

痛みに耐えながらネットで近くの病院を何件も調べて連絡し、ようやくお昼も診てくれる病院を見つけました。

高齢の院長先生が、尿管結石は痛いだろうとのことで、時間外にもかかわらず、特別に診てくださいました。

その時は尿管を拡張して結石が降りやすくなる点滴を打ったと思います。

すると、すぐに痛みが弱りました。

その数日後に石が出たので、石ができていたというより、石で詰まっていたことが痛みの要因なのだと感じました。

その話を心臓病などの命に関わりそうな疾患を抱えている人に話したら、とてもあわれまれました。

いえいえ、むしろ命に関わる疾患の方が大変ではありませんか、とききました。

ところが、先方たちは行動は制限されているものの、痛みがあるわけではないとのことでした。

ですから、体験しないとわからない視点や考えがあるのでしょうね。

これを読んでいるあなたも、過去に二度と体験したくないことがあったかもしれません。

ただ、その時に比べたら、今は相対的に幸福なのだと思います。

もしも、今後ちょっとイヤなことがあったら、こう考えてみてください。

あの時よりはマシ

そうして、過去の自分の体験を糧に、目の前の現実に立ち向かってもらえたら嬉しいです。

なぜなら、私たちには個々に生まれてきた目的があるからです。

相対的な幸福を活かし、過去の自分を褒めつつ、今をせいいっぱい生きましょう!

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