2020年– date –
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小説
天命と転生回数①
新千夜一夜物語第10話:天命と転生回数 青年は鑑定結果と天職診断の紙を並べ、思索にふけていた。自分の天職がわかったものの、なぜあの三つだったのか。天職はどのように決まるのか? 魂の属性や輪廻転生の回数によって今世の役割や性質は変わるのだろう... -
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魂の属性②
新千夜一夜物語第9話:魂の属性とこの世の善悪 『ええっと、まず一番目の1/2は文字通りの“善悪”、別の言い方をすれば“執着”で、二番目の1/2は世の中に対して“厭世的”というか、“世の中に対し斜に構えている”性格かどうか。三番目の1/2は、他人に対し... -
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魂の属性①
新千夜一夜物語第9話:魂の属性とこの世の善悪 青年は苦悩していた。 陰陽師から渡された鑑定結果の解読を試みるものの、基本的には数字で記載されているため独力での解読は不可能に近い。過去に解説を受けた部分を復習した後、青年は解読を諦めて陰陽師の... -
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生臭坊主と葬式仏教②
新千夜一夜物語第8話:生臭坊主と葬式仏教 「江戸時代に大乗仏教の僧侶が檀家から多額のお金を徴収し始めたが、禅僧たちはそれよりもっと前から高い拝観料を堂々と徴収していたのじゃよ」 『江戸時代より前からですか! ということは、大乗仏教よりも小... -
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生臭坊主と葬式仏教①
新千夜一夜物語第8話:生臭坊主と葬式仏教 『くそ! やられた!』青年は激怒していた。 祖父母はことあるごとにお経を口にし、信心深かった。当然、母方の曽祖父の葬儀は丁重に行われていたはずである。だが、母方の曽祖父は地縛霊化していた。葬儀にお金... -
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言霊とお経
新千夜一夜物語第7話:言霊とお経 神事を受け、陰陽師の話を聞くにつれて青年は宗教にも興味を持ち始めた。彼なりに調べた後、祖母がよく唱えていたお経について、彼は後日質問することにした。 『世の中には、お経を読んでいれば人生がよくなると言って... -
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霊脈と血脈
新千夜一夜物語第6話:霊脈と血脈 青年は困っていた。神事は全て済んだはずであるのになんだかんだ障害があり、絶好調とは言いがたかったからである。いずれにしても一人で考えていても答えが出ないと思い、陰陽師を訪問することにした。 『すみま... -
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天職と魂の善悪②
新千夜一夜物語第5話:天職と魂の善悪 「まず一番目の1/2じゃが、文字通りの“善悪”、善悪という言葉が強すぎるとすれば“執着”を意味しており、先頭に2がついた場合は2-2-2-2-2という組み合わせしか存在しない」 『先頭が2だと全てが... -
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天職と執着①
新千夜一夜物語 第5話:天職と執着 青年は不思議な心境だった。 魂の階級という聞いたことがない情報を知り、しかも自分の天職までも知ることができるという人生の転換期にもかかわらず、心中は穏やかだった。もともと死んでもいいと思えていたため、なに... -
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魂の種類と仕事②
新千夜一夜物語 第4話:魂の種類と仕事 「次に、基本的には社会を下支えする職業に従事している魂“4:ブルーカラー”じゃが、この階級の人々はそれ以外にも情報通だったり、腰が軽いことから手に入れた情報を拡散させることが得意という側面を持っておる...