
こんにちは! あの世とこの世合同会社の代表社員、中山彰仁です!
「この世の中、やっぱりおかしい」と感じたことはありませんか?
正直に言えば、私にもあります。
ニュースを見ても、誰かの言葉を聞いても、どこか虚しく、信じられない。そんな時に、「真実は別にある」と語る陰謀論や、「いまは末法の時代だ」と説く宗教の言葉に、心を奪われてしまうことがあります。
一見、まったく違うもののように思えるこれらの思想には、意外と似た構造があります。
どちらも「この世界は堕落しており、大きな力によっていずれ正される」という希望を抱かせる点で共通しているのです。
とある人々は、「ディープステート」と呼ばれる支配層の存在を暴き、正義の力が勝つ日を信じています。
末法思想の信者は、仏法が廃れた時代の中で、いつか救いがもたらされることを信じています。
その信念の奥には、「自分は真実を知っている」「他の人たちはまだ目覚めていない」という静かな優越感があります。
そして、世界が変わるその日を、どこかで“待っている”のです。
でも──本当に、それで世界は変わるのでしょうか?
SNSで情報を拡散することも、題目を唱えることも、悪いことではありません。けれどそれが「誰かがなんとかしてくれる」ための祈りでしかないのなら、それはやはり“他力本願”ではないでしょうか。
社会を変えるのは、正義のヒーローでも仏の奇跡でもありません。
日々の選択、小さな行動、自分の言葉。その積み重ねが、ゆっくりと世界を動かしていくのです。
「誰かが世界を変えてくれる」と信じるより、「自分が変わることで、世界が少しずつ変わっていく」と思えるほうが、きっと確かです。
自分が何もしなかったら、世界が変わっても、何もしない人の日々はあまり変わりません。
きっと、新たな不満や不安を見つけ、今度は変わった世界のことをおかしいと感じるようになるでしょう。
おかしいのは、何も行動しないのに人生が変わると思い込んでいる人なのですが。
ただ、闇雲に行動していても人生の方向性が狂っていたら、おかしな方向に進みかねません。
ですから、自分の人生を変えようと思ったあなたは、まずは人生の方向性を戻すことから始めませんか?