お金を増やしたい人間向けに、お金を稼ぐ方法が販売されています。
なかなかの金額で。
支払った金額の元を取れるかどうかは、人それぞれなのでしょう。
元を取れなくても、販売者は責任を取りません。
その方法を用いて稼げなかった人に原因がある。
それくらい自信を持ってノウハウを売っているのでしょう。
それなのに、どうしてあんなに高額なのでしょうか?
そうした情報商材を求める人間は、即金が欲しいのです。
あくまで推測ですが、借金だったり、お金を稼ぐために購入した情報商材の料金を支払うためだったり、何らかの理由があるのでしょう。
割と大事なことは、稼ぎ方を販売している人間の中には、自分ではその方法で稼げていない人間が一定数いることです。
どういうことでしょうか。
極端な例で説明します。
たくさん魚を持っているAさんがいます。
それを見て羨ましがっているBさんに、Aさんは魚を釣る方法を売ります。
Bさんはその方法のお金を支払うため、魚釣りに励みます。
ところが、非常に残念なことに、Bさんには魚を釣る才能が乏しいため、魚を釣ることができません。
Aさんへの支払い期限が来、Bさんが途方にくれていると、Aさんはこう言います。
「魚を釣る方法を他の人に売ればいいのですよ」
そう言われたものの、実際に魚を連れていないBさんには他人に対する説得力がありません。
そこで、魚をたくさん持っているAさんを紹介すればいいのです。
BさんにAさんを紹介されたCさんはAさんがたくさん魚を持っている様子を見て、Bさんの話を信じます。
こうして、BさんはCさんに魚を釣る方法を売ることができました。
そして、CさんがBさんと同じ運命を辿ることになる可能性があることは、想像に難くないでしょう。
たとえ、Aさんが本当は魚を釣ることができなくても、魚をたくさん持っている様子を目の当たりにすれは、BさんやCさんのように信じる人はいるでしょうから。
自分より下位の存在を作り、その下位の存在がさらに下位の存在を作る。
マトリョーシカみたいな構造だと私は感じました。
そして、マトリョーシカですから、商材を販売している人物を搾取している、さらに上の存在がいるわけです。
このマトリョーシカに加わると、他人を搾取する人間関係に寄っていきます。
ですから、そうならないためには、そうした情報商材に手を出さないことが重要です。
昨今では、収入を増やすよりも支出を減らす方が簡単のように感じます。
欲しい物を手に入れようとするのではなく、本当に必要な物にフォーカスしてみませんか?
自分の人生の目的を果たすために必要なことは、ちゃんと用意されています。
それらに氣づき、活用することで今回の人生を見事クリアしましょう。
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