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  • 初詣に行くと逆に運気が下がる理由ーーあなたも該当しているかも?

    初詣に行くと逆に運気が下がる理由ーーあなたも該当しているかも?

    こんにちは! あの世とこの世合同会社の代表社員、中山彰仁です!

    みなさんは初詣に行きましたか?

    私はまだです(笑)

    時間があれば八坂神社を参拝する予定ですが、自宅で家系図を眺めてご先祖に感謝するだけで済ませる可能性がなきにしもあらず、です。

    さて、年が明けると、多くの人が神社やお寺に初詣に行きます。

    新しい年の無事や繁栄を祈るこの伝統行事は、心を新たにする良い機会です。

    しかし、中には初詣に行くと運気が下がる人がいるのも事実です。

    一体なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

    運気が下がる原因とは?

    初詣で運気が下がる原因には、以下のようなものが考えられます。

    1.霊媒体質である

    見えない存在や力を感じられる人は、霊媒体質です。

    他人の感情に敏感だったりする人は、ほとんどが霊媒体質です。

    霊媒体質の人は、霊的な磁石のような特徴をもっています。

    身近な例を挙げると、他人の念を集めてしまいます。

    2.他人の念を集めてしまう

    念とは、簡潔に書くと、人間が抱く強い感情のことです。

    そして、初詣は多くの人が集まる場です。

    そのため、他人のネガティブな感情や焦燥感といった念を無意識に受け取ってしまいます。

    念を拾ってしまうと、心身の不調が増幅し、体調が悪化することがあります。

    健康運という運氣がありますし、他人の強い感情に無意識に左右されてしまうことは、あなたの人生の方向性がズレていきます。

    こうして、自分の運気が下がることにつながります。

    3.相性の合わない場所に行っている

    神社やお寺にも私たちにも、属性があります。

    異なる属性の神社やお寺を訪れることで、運氣が下がります。

    さらに、土地に地縛霊がかかっている場合、その霊障による悪影響を受ける可能性もあります。

    対処法と心構え

    運気を下げないためには、以下のポイントを意識してみましょう。

    1. 感謝の気持ちを優先する

    願い事をするのはやめ、ご先祖に対し、昨年の出来事への感謝を述べましょう。

    神棚やお札などの神具にも、念や霊障がかかっている可能性が高いです。

    スピリチュアルグッズにあやかろうと、そうした物を購入したり、近寄らないようにしましょう。

    2. 混雑を避ける

    人が少ない時間帯や、三が日を外した日に訪れることで、他人の念に影響されにくくなります。

    3. 相性の良い場所を選ぶ

    参拝する前に、WEBで参拝しようとする神社仏閣の御祭神を調べましょう。

    御祭神の属性が神社仏閣の属性とほぼイコールです。

    4. 無理に行かないという選択肢

    初詣はあくまで一つの習慣です。

    宗教的な意味はありませんので、無理に行く必要はありません。

    代わりに自宅でご先祖に対し、静かに感謝を捧げることも大事です。

    初詣がまだの人は、今年は運氣を下げない初詣をしてみてはいかがでしょうか?

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  • スピと科学と越えられない壁

    スピと科学と越えられない壁

    こんにちは! あの世とこの世合同会社の代表社員、中山彰仁です!

    現代では、科学教といっても差し支えがなさそうな程、科学的根拠が重視されています。

    科学を物質/体と考えたら、体主霊従という言葉がわかりやすいでしょう。

    一方、霊は目に見えない存在と考えるとわかりやすいでしょう。

    俗にいうスピリチュアルや霊は物質ではないため、科学では存在しないものとみなされています

    同時に、霊能力や氣功、東洋医学的な作用によって難病が治るといった現象も、科学的根拠がないとして、否定されます。

    つまり、体主霊従の世では科学が優位に立っている価値観です。

    ですが、私の氣功の例に限らず、世の中には科学では解明できない現象が少なくありません。

    科学で説明できないことは存在しないのではなく、霊的な現象は現代の科学レベルでは解明できない。

    霊的な物事が科学の優位に立つという価値観に変わっていくのでしょう。

    これが、霊主体従の世の中。

    存在しないと無視するのではなく、霊的な物事が存在するという前提で、それらを解明できるよう科学レベルを上げていく。

    年号が令和に変わってから、そんな世の中になっていくようです。

    これだけを読むと、時代が進化するように感じる人がいるかもしれません。

    ですが、実際のところ、霊主体従は中世以前の価値観です。

    ですから、進化というよりもズレていた価値観が本来の価値観に戻った

    そんな風に捉えることもできそうです。

    では、体主霊従の世の中の価値観や科学は間違えていたのか?

    必ずしもそうではないと思います。

    エセ科学があるように、エセスピリチュアルもあります。

    霊主体従の世の中では疑問視すらされなかった儀式などが、本当は効果があまりない。

    つまり、霊的な物事を盲信しなくてもいいという知見を科学は広めてくれました

    また、医学において、外科や疫病といった急性の症状に関しては、多くの命が救われました。

    私たちがこうしてSNSを介して関われるのも、PCやスマートフォンのおかげでしょう。

    そういう意味では、霊と科学の良いとこどりをしていけたら良さそうです。

    現代の科学で解明できない霊能力に限ってはそれなりに信じても良いでしょう。

    しかし、わけのわからない儀式や行為の信憑性については、科学的知見を用いて、あまり信じすぎない方が良さそうです。

    まずは、霊能力者とインチキ霊能力者を区別することを科学に期待しています(笑)

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  • 困った時の(邪)神頼み

    困った時の(邪)神頼み

    多くの人間は分不相応な欲を求め、それが叶わないと思うと、それを何とか叶えようと、見えない存在を頼ります

    そして、**様と拝みだした結果、邪神が誕生します。

    つまり、邪神とは、人間の念によって生まれた存在

    邪神は人間の欲を叶えるべく、人間の念によって生まれたのですから、邪神にとって、人間の念が生きる糧なのかもしれません。

    つまり、人間に忘れられたり、念を供給されなくなると消えてしまうのでしょう。

    ですから、願いを叶えた結果、人間が日常に夢中になって**様のことを氣にかけなくなると、邪神は非常に困るわけです。

    そこで、人間が邪神の存在を忘れかけた頃に災いを起こします。

    すると、人間は**様の祟りだと恐れ慄き、邪神のご機嫌をうかがうように拝み始めます。

    そうして人間から念を供給された邪神は、祟りを止めます。

    願いを叶えてもらおうと邪神を拝む人間。

    念をもらおうと人間の願いを叶え、時には悪さする邪神。

    つまり、欲望レベルの関係なのでしょう。

    邪神の生命エネルギーは、承認欲求だとするとわかりやすいでしょうか。

    邪神は、承認欲求を満たす人間の願いを叶えます。

    願いを叶えた結果、世界がどうなるかなんて考えもしません

    つまり、えこひいきしているようなものです。

    例えるなら、お賽銭の金額が多い人間をひいきして願いを叶えるとします。

    そんなの、現代の資本主義と大差ないのではありませんか。

    お賽銭を祈りを捧げた時間に置き換えてもいいでしょう。

    現実で何も努力せず、邪神に祈った時間が長い人ほど願いが叶いやすくなり、受験で合格しやすいなんて、不平等ですね。

    まさに、神も仏もない。

    邪神は不平等を生み出す、人間と同レベルの存在です

    そんな存在に頼み事をするのか。

    そんなことを考える時期がきているのかもしれません。

    令和になり、体主霊従から霊主体従の世の中になりました。

    霊主体従ということで、平成以前に比べ、スピリチュアルな情報が増えているように感じます。

    邪神を頼るのをやめ、己の力で人生を切り開いていきたい。

    自分が生まれてきた目的に取り組み、今世の宿題を果たしたい。

    そんなあなたは、ご相談ください。

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  • あなたの不眠はどこから?私は過労だったかも

    こんにちは! あの世とこの世合同会社の代表社員、中山彰仁です!

    金融機関の事務職に就いていた頃、深夜に目が覚めることがありました。

    さて、東洋医学的にはどんな要因が考えられるでしょうか。

    様々な病証がありますが、大まかなものとして血虚が挙げられます。

    血虚は文字通り、血が不足していることです。

    では、どんな時に血が不足するのでしょうか。

    ・過労
    ・飲食物の摂取不足
    ・失血

    が主な要因のようです。

    過労について、当時の私も長時間働いていましたので、当てはまっていました😅

    きっと、私の読者の中にも少なからずいらっしゃることでしょう。

    そして、過労あるある(?)として考えられるのが、食生活の乱れでしょう。

    飲食する時間を惜しんで仕事をしていたら、飲食物の摂取不足になることは、想像に難くありません💦

    食べたとしてもファーストフードや店屋物などが増え、栄養が偏りがちです。

    失血については、女性の月経が代表的でしょうか。

    ダイエットをして飲食物の摂取量が減っているのに、さらに多量の出血が起きてしまっては、不眠に関わらず、日常生活に何らかの支障が出てもおかしくないかもしれません。

    上記の血虚を考えると、疲れているのに眠れない、疲れ過ぎて眠れない、という現象に納得できます。

    三つの中で改善しやすいのは、飲食物の摂取不足だと思います。

    かといって血を補うためとはいえ、その時に食べたいと思えない食材を無理して食べるのも大変です。

    ですから、私はお世話になっている漢方医からドリンクを購入して飲んでいました。

    ただ、それでも睡眠の質があまり向上しなかったので、寝具の無害化も活用していました。

    私たちが他人と物理的に接したり、他人が発信した情報を見聞きすることで、他者からの念を拾ってしまいます。

    そうした念は、私たちの心身の不調や痛みを増幅する効果があり、不眠の要因である血虚の状態も悪化する傾向があります。

    ちなみに、私たちが起きている間に拾い集めてしまった念は、私たちが寝ている間に寝具が吸い取ってくれます

    ですから、起床時にスッキリしている理由として、睡眠による心身の回復と、拾った念のリセットがあります。

    ただ、寝具が吸い取れる念にはキャパがあるため、念が次第に溜まっていきます

    それらの念を解消するのが、寝具の無害化なのです。

    陰陽師が遠隔で行なってくださるため、メールで依頼すれば済みます。

    不眠対策としていろいろと行なっているものの、睡眠の質がなかなか向上しない方は、念の影響もあるかもしれません。

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  • 旦那に内緒でお祓いを依頼していたことがバレた件。旦那は先週、副社長になりました。

    こんにちは!あの世とこの世合同会社、代表の中山彰仁です!

    最近は、不可思議な領域からの采配によってか、面白い体験をしているお客様が増えているように感じます。

    というのも、令和に入り、体主霊従から霊主体従の世の中にパラダイムシフトしました。

    簡潔に言えば、物質主義から見えない世界の影響力が増し、産業革命より前の、中世の状態に戻された。

    その揺り戻しによってコロナ禍を始めとし、様々な出来事があったと思われます。

    実際、私も含め、昨年は全体的に運氣が落ちたと言えそうな、非常に大変な一年でした。

    ただ、今年の3月頃から落ちた運氣が元に戻りつつあり、さらに7月頃から運氣が上がってくるそうです。

    今回は、旦那さんだけでなくご家族の分までお独りでご神事を依頼してくださった女性の体験をご紹介します。

    《お客様の不可思議な経緯》
    ・精神疾患と診断されたことをきっかけに退職し、昨年からハローワークに通う

    ・ハローワークで訓練校申込の説明を聞いた帰りに、現在通っている学校の校長がたまたまいた

    ・さらに、なぜか校長から90分もの熱弁を受け、しかも、ちょうど申し込みの〆切が間近で入学する流れに

    ・精神疾患のリハビリも兼ね、2023年の4月から職業訓練校に通い始める

    ・今までの職歴とは畑違いの専門分野であるため、ついていくので精一杯だが、訓練校の内容と関係がある大手会社に勤めている知人から、リファラル採用に興味があるなら紹介してもいいと言われる

    ・40歳の自分にもまだ正社員として復職できる可能性があるかもしれないと感謝の気持ちでいっぱいになる

    といった、良い出来事が起きたと思いきや、お客様が旦那さんのために内緒でお祓いを依頼していたことがバレてしまいました

    陰陽師にお祓いを依頼し、お祓いが終わった後はメールで返信がきます。

    依頼してから数分以内に返信がくることがほとんどです。

    5年ほど前から、旦那さんのために念や雑霊/魑魅魍魎を内緒で祓ってもらっていたが、お客様がたまたま旦那さんにスマホの画面を見せていた際にメールの返信が届いた旨の画面が表示されてしまった。

    旦那さんは科学や現実的な価値観を持つため、お祓いや霊障について受け入れるとは考え難い男性です。

    お客様は心中では焦ったものの、念やお客様自身はお祓いを受けていることについて、小出しに旦那さんに伝えていたからか、意外にも旦那さんは、自分のお祓いを依頼していたことを受け入れたようです。

    よかったです・・・。

    さて、そんな旦那さんもご神事を済ませていますので、今年に入って様々な恩恵を受けたようです。

    《旦那さんについて》
    ・2023年6月21日に副社長になる

    ・昇進の際、自動車(クラウンクロスオーバー)を経費で社長から頂いた

    ・旦那さんを推しにしているような人が増え、副社長になった時に取引先などからお祝いされ、”あなたのような人になりたい“と言われるようになった

    ※他にも外資向けにプレゼンをするなど、様々なおめでたい出来事があったようですが、割と個人を特定しやすい情報であるため、割愛します。

    また、実は、お客様と旦那さんは魂の種類が異なる組み違い夫婦のため、特にコミュニケーションにおいて苦労することが多かったようです。

    ですが、鑑定では珍しくNGではなかったため、そのことを知っているお客様のたゆまぬ努力の成果だと私は思います。

    《夫婦の関係性について》
    ・日を追うごとに喧嘩が減り、頑固だった旦那さんが素直に謝ることが増えてきた。

    ・お客様自身もだいぶ優しい言葉使いをできるようになった。

    お客様とよく電話や対面で旦那さんとのやり取りをどうしたらいいかの相談を受けました。

    私の魂の種類は3:武士で旦那さんと同じであるため、旦那さんのことが多少はわかり、言葉遣いや質問の仕方についてお伝えしたことを、昨日のことのように覚えています。

    他にも、シロアリと雨漏りによる被害が今の物件に顕著に現れてきたため、引越する予定だが、大家とあまり仲がよくなかったこともあり、7月以降の運氣が上がるタイミングに合わせ、ご夫婦にとってベターな物件へ引っ越すという天の采配ではないかと、私は思いました。

    《実母について》
    ・入院中だったが、外出できるように

    ・現在面倒をみている姉妹が不当な要求を突きつけるなど、昨年は大変な状況で、家族会議があるほどだった

    ご自身だけでなく、旦那さんや親族の神事も依頼してくださったお客様は多くありません。

    お独りで親族分の費用を負担することは、経済的にも精神的にも大変だと思います。

    ですが、こうした出来事をお聞きしていると、神事の効果や不可思議の領域からの影響を改めて実感します。

    ただ、運氣が上がるとしても、未来は私たちの選択によって変わります

    ですから、ただ口を開けて運氣が上がることを期待して待つのではなく、全ての神事を済ませて霊的なパフォーマンスを100%にし、さらに中長期的な人生の分かれ道においては、どの選択が適しているかを鑑定で明らかにし、7月頃から上がる運氣に乗れるようにしましょう。

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    《合わせて読みたい》
    不可思議かな、いつまでも幸せになれない人間

  • 天命と転生回数①

    新千夜一夜物語第10話:天命と転生回数

    青年は鑑定結果と天職診断の紙を並べ、思索にふけていた。
    自分の天職がわかったものの、なぜあの三つだったのか。天職はどのように決まるのか? 魂の属性や輪廻転生の回数によって今世の役割や性質は変わるのだろうか? 

    次々と疑問が浮かんでくるものの、一向に納得できそうにない。
    居ても立っても居られなくなり、青年は再び陰陽師の元を訪ねるのだった。

    『先生、先日の続きをお願いいたします』

    「今日は輪廻転生の回数と今世の役割について、じゃったな」

    陰陽師は紙とペンをテーブルに広げ、続けた。

    「まず、転生回数と今世の役割というものは、そなたが思っているよりも厳格なものだということはよく覚えておいて欲しい」

    背筋を伸ばし、真剣な表情で青年は頷く。

    「転生回数の四つの数字の持つ意味じゃが、それらをそれぞれ大学生活に置き換えるとわかりやすいかもしれん」

    『大学生活ですか?』

    「うむ。転生回数が4期すなわち1回〜100回は大学一年生、3期すなわち101回〜200回は二年生、2期すなわち201〜300回は三年生、1期すなわち301〜400回は四年生といった具合にな」

    鑑定結果を取り出し、青年は口を開く。

    『と言うことは、僕は200回台なので、大学三年生に当たるというわけですね』

    「その通りじゃ。三年生といえば、ゼミに所属したり就職活動にむけていろいろ考える学年じゃから、物質的な話よりも精神世界や魂の年齢を見据えたことを考える時期とも言えよう」

    『そうですね。物質的なことよりは自然や宇宙といった精神世界の方に興味があります』

    「魂の年齢的にも半分を過ぎ、それなりにあの世とこの世の仕組みを理解しやすい時期に差し掛かっていたからこそ、今世は魂の修行の場という話も腑に落ちやすかったじゃろうな」

    首肯する青年。

    『とてもわかりやすかったです。ちなみに、僕は230回台ですが、10回台の数字にも違いはあるのでしょうか?』

    「もちろん。輪廻転生回数の100の位や魂の階級の1〜4に限らず、30回台は総じて魂の属性が3の人間にとっては心身ともに不安定となりやすいという特徴がある。そうした不安定な心身と向き合うことで、結果的に選ぶ職業がスピリチュアル系となる可能性が極めて高くなるわけじゃな」

    『確かに。僕も天職ベスト2位に気功師があったのもその一貫なのですね』

    「さらに言うと、鑑定結果の中には陰陽五行に基づいた長所と短所という項目があるのじゃが、その中の長所19.という項目である“不思議な経験”のスコアが高得点である可能性が極めて高い」

    『そうなのですね。ちなみに、僕の“19.不思議な経験”のスコアはどれくらいなのでしょうか?』

    「ちょっと待ちなさい。今、鑑定してみよう」

    陰陽師は半眼になって集中し、指を小刻みに動かし始める。青年は固唾を飲んで見守っている。

    「そなたのスコアは73点。どちらかというと高い方じゃな」

    『何点以上ですと高いということになるのでしょうか?』

    「明確な基準で言う“高い“は80点以上となる。ただ、100点満点であるため、100点に近くなるにつれて霊障による心身へのダメージは二次関数の曲線のように大きくなっていくことになる」

    『僕のこれまでの人生はそこまでぐちゃぐちゃではありませんでしたし、霊的な経験があると言ってもそこまでひどい霊障はありませんので、そのあたりの話はじゅうぶんに納得できます』

    頷きながら青年は言う。

    「この傾向は、意味するところはちょっと異なるが、実は魂の属性7(唯物論者)の人にもあてはまる」

    『とおっしゃいますと?』

    「端的に言うと、魂の属性3の人間のように霊的な問題はまず生じないものの、人生が一般の人間とはかなりずれているという意味では、“19.不思議な経験”の範疇に入るというわけじゃな」

    『なるほど』

    「具体的な例を挙げると、テレビの番組で、“客の来ない店”といった趣旨の番組があるじゃろう。職種は様々だとしても、彼らのほとんどは転生回数が230回台となる。本来調理人は武士・武将問わず2(7)(=270回台)の職業なのじゃが、一日に一人ぐらいしか来ない食堂を十年以上も経営している店主などは、例外的に2(3)(=230回台)なことが多い」

    『精神世界に興味を持たない属性の人たちでも、同様に30回台という輪廻転生の影響を受けているのですね。意外です』

    「魂の属性7の人たちの多くにとっては、このようなメカニズムを受け入れることは難しいかもしれんが、魂の修行という意味ではおしなべてそういうことになる」

    『ちなみに、他にも特徴はあるのでしょうか?』

    「芸能関係の仕事に就けるのは2−3−5−5・・・2で、さらに転生回数が240回台、数字で言うと2(4)−3の人間に限られるという話を前回したと思うが、それ以外にも魂には“山場”というものが存在している。“3:ビジネスマン階級”だけは、第3期の190回台、数字で言うと3(9)−3の時期に例外的な“大々山”があるのじゃが、それ以外の魂は、100回ずつに区切った各40回台が小山、そして70回台、数字で言うと、1~4(7)−3が大山という仕組みになっておるわけじゃ」

    『転生回数でそこまで決まっているのですね』

    興奮気味に青年は言う。

    「芸術家・芸能人やプロのスポーツ選手とお笑いタレントたちが畑違いの歌・楽器演奏や絵画・小説、伝統芸能といった芸能分野でも才能を発揮することができるのは、彼らが共通して2-3-5-5・・・2という数字をもっているからなのじゃな」

    『確かにそうですね。僕でも、お笑い芸人が本を出版したり、画家として有名になるケースをいくつか知っています』

    「転生回数についてもう少し補足をしておくと、世に言う文系と理系のうち、転生回数が少ない3期と4期は理系、後半になる1期と2期は文系という傾向が顕著となる」

    『大まかに文系と理系までわかるのですか! では、3(9)−3はどんな業界になるのでしょうか?』

    「3(9)−3はどちらかというと理系になるわけじゃから、ソフトバンクの創業者の孫正義や楽天の三木谷浩史のようなIT業界で革新的なことを行う人物はもちろんこれに該当するし、1(4)-1であるパナソニックの松下幸之助を唯一の例外として、現在の一部上場企業上位400社の創業者たちも、皆3(9)-3となる」

    「え、そうなのですか」

    「それだけではない。たとえば、医者もほぼすべてがそうじゃし、理系分野のノーベル賞を受賞する人物も皆この時期となる」

    『科学は人類の発展に大きく貢献しているので、転生回数が多い人たちなのかと思っていました』

    「200回以上が文系ということをふまえると、極端な言い方をしてしまえば、アインシュタインよりもお笑い芸人の方が魂としては上位ということもいえるわけじゃな」

    体を揺すりながら陰陽師が笑うと、青年もあまりに突拍子のない話につられて笑う。

    『輪廻転生100回台において3(9)−3が大々山ということは、彼らが芸能界で活躍することもあるのでしょうか?』

    「実は、先ほど厳格だと言った理由がそこにあるわけじゃが、一見無秩序に見えるこの世は、その実、各人が様々な宿題を抱えて転生してくる“魂磨きの場“としての機能として、見えない厳しいルールが多数存在しておるんじゃ。たとえば、3(9)−3、しかもその後5-5…2という番号を持った人物が何かの間違いで芸能界に迷い込んだとしても、この世からその時期はともかくとしても“排除命令”が出る仕組みとなっておる。しかもその“排除命令”はかなり強烈なもので、たとえば若くして不治の病にかかってみたり、精神に異常をきたしてみたり、事故に遭ってみたり、犯罪に手を染めてみたりと、かなり徹底している」

    『ということは、テレビやネットでよく見かけていた芸能人が、突然姿を消してしまうのはそうした理由なのでしょうか?』

    「業界が業界だけに複雑な事情があって一概には言えんが、その可能性は極めて高いじゃろうな」

    神妙な表情で青年は何度もうなずき、やがて口を開く。

    (続く)

     

     

  • 魂の属性②

    新千夜一夜物語第9話:魂の属性とこの世の善悪

    『ええっと、まず一番目の1/2は文字通りの“善悪”、別の言い方をすれば“執着”で、二番目の1/2は世の中に対して“厭世的”というか、“世の中に対し斜に構えている”性格かどうか。三番目の1/2は、他人に対しての“攻撃性”があって愚痴や文句が多いかどうか。四番目の1/2は、“人に受けた恨み/つらみを忘れず、執念深く覚えている”という性格かどうか。五番目の1/2は、“自己顕示欲”で、スポーツ・芸能・芸術を始め一般的な生活を営むにあたり必須な性格かどうか。おおまかに言うとこんな感じだったかと・・・』

    「細かい部分はさておき、大意は把握しているようじゃな」

    陰陽師が短く頷くのを見、青年は安堵のため息を吐く。

    「先日も言ったことじゃが、この1/2は世間でいうところの善悪ではないからの。あくまでその人が持っている性質というわけじゃから、全て1だから優れているとか、全て2だから迫害されるべきだとか、そういった意味ではないことをくれぐれもはき違えぬようにな」

    『前回ご教授いただいたように、これらの違いは、上下関係はなく、個性や性格の違いという感じで捉えています』

    真剣な表情で青年はうなずく。

    「そうであれば話を次に進めるとするが、そなたの場合、魂の属性3じゃから霊媒体質。中段と下段の1は“1・3・5・7・9”と五つの数字に分かれ、中段の1は霊媒体質の強さ、下段の1はそなたが魂1のグループに属性しているということを示しておる」

    『僕の場合、霊媒体質がもっとも強いグループなのですね。下段が1ということは、もっとも優れているグループという意味ではなく、あくまで1に所属していると』

    青年の言葉を聞き、陰陽師は満足そうに頷く。

    「次の魂の性質じゃが、上段の数字は4と7がある。ここもわかりやすく言うと性格のようなものを表しており、4の人物は温和で争いを好まず、周囲の意見に協調しやすい性格を有しているのに対して、7の人物は自分の主義主張をハッキリ表現する傾向が顕著じゃ」

    『僕の場合は4なので温和で同調しやすい性格なのですね。それなりに自覚があります』

    「下段の数字は“親近性”を示しておるのじゃが、1に近いほど裏表がない性格となり、9に近づけば近づくほど、腹に一物があったり、二枚舌であったり、性格が荒くなる傾向がある」

    『ということは、上段の数字が7で下段の数字が9ですと、世間一般でいう犯罪者タイプということになるわけなのでしょうか?』

    「いささか極端な表現ではあるが、そう理解してもらっても問題ないじゃろうな」

    『なるほど、了解です』

    「7(9)を世間一般でいう犯罪者タイプとすると、その対になる4(1)に近づくほどよさそうな印象を受けるじゃろうが、実はそう単純な話でもない。上段の数字が4であっても下段の数字が9の人物の場合、表面では同意している素振りを見せておきながら裏では言葉と裏腹の行動を取る可能性が高いのみならず、時には、世間を騒がすような重大事件を引き起こしたりもする」

    『つまり、誘拐事件や殺人事件ということですね』

    「そのとおりじゃ」

    『しかし、それでは4(9)であれ、7(9)であれ、どちらも悪者ということになるじゃないですか』

    「そう言ってしまうのとその通りなのじゃが、4と7の違いをもう少し具体的に説明すると、同じ事件を起こしても、4(9)の場合は、周りの人間がどうしてあの人がこんな事件を、と驚くに対し、7(9)の人間が同じ事件を起こした場合、周りの評価は、あの人ならそんなことをしでかす可能性は大いにある、といった具合になるわけじゃな」

    『なるほど』

    「一方これが9(9)あたりになると、周囲の評価は、あの人間ならいつかはこんな事件を起こすと確信していた、となるわけじゃな」

    納得顔で頷く青年を横目で見ながら、陰陽師は先を続けた。

    「話を4と7に戻すと、たとえば、4(5)と7(1)の人間の場合、その後ろに続く数字が1-1-1-1-2と共通しているため、基本的な性格の強さがほぼ等価ということもできるのじゃが、4(5)が何かの提案に対して同意を示したとしても、その実腹の中では真逆のことを考えている可能性があるのに対し、7(1)の場合は、納得できないことにははっきりとNOと言う反面、一度YESと言ったことには最後まで責任を持つといった傾向が強い」

    『つまり簡単に言うと、7(1)の人間の方が自分の主義・主張をハッキリしてくれる分、行動が荒いのかもしれませんがまだわかりやすそうですね』

    「じゃからこそ、一部上場企業の大方の社員や世を動かす多くの人間は、ここの番号が7(1)か7(3)になっているわけじゃがな」

    『なるほど』

    「繰り返しになるが、今までの説明はあくまでも各々の数字を持った魂がこの世でどう見えるかという話であって、それをもって魂や人間の優劣を決めるものではないということをよく理解してほしい」

    『了解しました』

    大きく頷く青年を横目で見ながら、陰陽師が話を続けた。

    「今まで説明してきた善と悪という概念についてより正確な認識を持ってもらうために、今度は別の例を使って説明しよう」

    『お願いします』

    陰陽師は紙に二つの図を描き、説明を始める。

    「例えば、そなたのように善側の人間を“清流に住むイワナ”、悪側の人間を“下流の沼地に生息するウナギやナマズ”と分類したとすると、両者が一緒に生活をすることには、生物学的に考えて無理があると思わんか?」

    『たしかに、おっしゃる通りだと思います』

    「実際、繊細な魂にとってはその影響は深刻で、たとえば、同じ2(転生回数)-3(魂の階級)-7(具体的気質/OS)-3(具体的性格/ソフト)、魂の属性が3(霊媒体質)の人間同士であったとしても、7(7)(魂の性質と親近性)-1-2-2-2-2(魂の現世における特徴)といった数字を持つ人間と一定の関係を持つだけで、潜在的に抱える精神性疾患が一気に顕在化/深刻化することさえある」

    『一定の関係を持つだけで、ですか。そういえば、相手が特に何かをしたわけではないのに、一緒にいるだけでイライラしたことがあるのはそうした理由だったのかもしれないわけですね』

    陰陽師は首肯して答える。

    「とはいえ、その事実をもって、イワナが“善”でウナギ/ナマズが“悪”だという意味では決してない。現世でこの五つの数字を分析するとそのような結果になるという話であって、それをもって各人/魂の優劣の基準となるわけではないことは先ほども説明した通りじゃ」

    『はい!』

    青年は大きく首を縦に振る。

    「転生回数と魂の善悪の説明をしたことじゃし、いよいよ転生回数と今世の役割について説明したいところじゃが」

    陰陽師は時計を見、青年もつられて時間を確認する。

    「今日はもう遅い。また次回に話すことにしよう」

    『今日も遅くまでありがとうございました。またよろしくお願いいたします』

    青年は席を立って頭を下げ、部屋を後にする。
    善悪というのは表現や見方であり、立場や性質の違いに過ぎないのだということを再び自分に言い聞かせ、青年は玄関の扉を開けるのだった。

    ご自分に先祖霊による障害があるかどうかか気になる方は、

    までご連絡ください。