病気治しの罪と罰:罪編

こんにちは! あの世とこの世合同会社の代表社員、中山彰仁です!

この世をMMORPGの世界で例えると、生まれつき病気を抱えている人は、あえて縛りプレイをしているようなものだと、先日書きました。

そう考えると、なぜ病気になっているのかを知らずに、勝手に欲望のままに病気治しをすることは、余計なお世話になっていると考えることもできます。

ノーマルモードに飽きたから、せっかく今回は常にバッドステータス状態のキャラメイクをしてハードモードにしたのに、台無しじゃないか!

そんな感じでしょうか。

さらに言うと、レベルマックスのプリーストが、初心者にヒールをし続けるとします。

本来なら、初心者はすぐに敵にやられてしまうから、防御や回避を練習すると同時に、敵に有効な装備を揃える必要があります。

それなのに、プリーストによる大きなお世話によってゴリ押しで勝ててしまうとしましょう。

そうなると、ゲームで学ぶ機会を奪ってしまいますし、初心者はプリーストがいるから大丈夫だと無謀なチャレンジをし続けます。

当然のことながら、プリーストもいずれは自分に適したダンジョンに行き、離れることになります。

プリーストの支援なしでは、初心者は敵に勝てなくなります。

さらに、誰かの助けをアテにするようになります。

なぜなら、学ぶ機会がなかったので、自力で上達するのは難しい段階に来てしまったからです。

良かれと思って手を貸したプリーストは、大きなお世話をしていたわけです。

これが、プリーストの罪です。

今度は、現実の病で考えてみましょう。

ほとんどの病には何らかの原因があります。

感染症が流行している場所に、不用意に行ったら感染するでしょう。

乱れた生活習慣を続けていても、病になっていきます。

つまり、縛りプレイの一環として先天性の病を抱えて生まれてきた人を除き、病になるのは自己責任ということです。

さらに言うと、一部の感染症を除き、病を治すのは自分の免疫力であり、自分次第です。

そのことに氣づかずに、病気を誰かに治してもらおうと他力本願でいると、再発します。

なぜなら、霊能力にしろ手術にしろ、一時は病気の部位がなくなっても、同じ生活習慣を続けていたら再発する可能性があるからです。

癌を切除したのに別の場所にまた癌ができ、また切除して…。

そんなことを繰り返していたら、いずれ体は動かなくなりますし、病気治しのための費用を稼ぐこともできなくなるでしょう。

お金を支払えない人間は後回しにされ、自力ではどうにもならない状況になるでしょう。

これが、病気治しの罪です。

私たちの人生は、日々の選択の延長です。

自分の選択が、人生の方向性が、魂が望む生き方に合っているのか

同時に、他人の学びを奪い、人生の方向性を狂わせていないか

日々の選択を大切にしていきましょう。

『ジャンケットバンク』 第142話:人間ー感情=現実 より抜粋

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